ATPCA

ATPCAについて
ATPCAは世界中のテニスコーチ達に最高水準のコーチングトレーニング、そしてサポートを非営利的に提供しています。
ATPCAのコースはオンコートを中心に行われ、現場ですぐに実用できるスキルをコーチ達に広めることをモットーとしています。
ATPCAは非営利団体として1967年にオーストラリアで設立されました。1997年には、VETAB とAustralian Qualifications Frameworkから正式に教育機関(Registered Training Organisation; RTO)として認められました、その後の1999年には、Australian Sports Commissionからも認可されました。ATPCAはVETABと提携して、業界全体のコーチング技術の向上を目標に、コース内容を発展させて来ました。
今現在、世界中で5,000人以上のテニスコーチがATPCAのコーチ認定証保有者として活躍しています。ATPCAコーチングライセンスは業界内のコーチング技術の底上げを目標としています。
ATPCAの日本でのミッション
日本のテニスコミュニティーのサポートと、日本独自のコーチング技術と世界最新技術との架け橋となることです。それと共に、最新のコーチング情報の発信源となり日本のコーチング技術の発展に貢献することも目標としています。
桜田倶楽部はATPCAをサポートすることを通じて、世界最高水準のコーチング技術を日本に広める発信源となることを目標としています。これを通じて、ATPCAの信念とメソッドを日本のコーチ達にも広めたいと考えております。
※VETAB(Vocational Education and Training Accreditation Board)
なぜ ATPCAなのか?
テニスの指導には、様々な解釈の仕方があります。また現代の情報社会においては尚更、技術、戦術、レッスンプログラム構成を含む指導論の理解の幅は広がり多様化していると感じています。
ATPCAメソッドの特徴は、どのレベルにも通じるテニスの考え方や指導方法にあると考えており、これは指導を行う上での「基」となります。例えば元名選手が指導に携わるようになった場合、自分の経験値だけを頼りにすることには限界があるかと思います。勿論自分の経験値は非常に大切な要素ですが、そこに科学的、論理的に根拠を持たせる事で確かなメソッドとなり、組織やチームで共有することにも繋がると考えております。
ATPCAプログラムは主に2つのパートで構成されています。1つは、3時間(1.5h×
レベル1コースは、コーチングの経験が少ない方、現在のコーチングの知識とスキルを向上させたい方、コーチングキャリアを積んできているが今一度自分をアップデートしたい方などを対象にしています。レベル1ではコース参加者が自信を持ってプロフェッショナルとして指導を行えるようにすることを目的としています。
レベル2コースは、レベル1コースから更に指導対象者の目標とするパフォーマンスが高くなることを想定し、オンコートにおいて1つ1つの指導トピック(各ショットテクニック、戦術、フットワーク、ゲーム、ドリル)を掘り下げ、座学・講義も行います。また、バイオメカニクスを基にした技術指導法と、最新のテニス情報を盛り込んだ内容となります。
レベル3コースは、上位ランクのプレーヤーの指導に関するアイデアや直感(インスピレーション)に繋がる知識を身に付けることや、ハイパフォーマンスにおけるコーチング スキルを高めることを目的にしていきます。レベル3コース参加者は、テニス業界の一流の専門家が提供する情報に触れさせ、コース参加者が自信を持って上位ランクステージにてコーチングできる熟練したレベルに育成されることを目指しています。この3つのコースにより、あらゆるレベルの指導者や学校関連にて部活指導に携わる先生方、スクール運営、地域や個人における普及活動においても、より質の高いレッスンを行う為の助けとして頂きたいと考えております。
情報や知識は、なにか価値のあるもの、魅力あるものを生み出すための「基」になると信じております。その為にATPCAメソッドを役立てて頂けたら幸いです。
是非6月に開催されますレベル1、レベル2コースへの皆様のご参加をお待ちしております。
ATPCA Japan National Director /
桜田倶楽部・東京テニスカレッジ
育成ヘッドコーチ 渡邊大輔